高知市の高校生が交差点での一時停止や自転車ヘルメットの着用など交通安全を呼びかけました。県内では今年に入ってすでに2人が交通事故で死亡しています。
高知小津高校は、日が出ている時間が短く事故が多くなりやすいこの時期に、学校近くの信号機のない交差点で交通安全を呼びかけています。
23日は生徒と高知警察署の警察官らおよそ20人が参加し、交通安全のプラカードを掲げて、通勤・通学するドライバーや歩行者らに交差点での一時停止や自転車ヘルメットの着用などを呼びかけました。
(生徒)
「(車に乗るときは)『止まったほうがいいよ』とかお父さんに言えたら」
(高知警察署 吉本奉由 交通課長)
「(事故は)慣れた道で起きることが多いので『車が通らないだろう』と先入観を持たずに、『車が通るかもしれない』『危ないかもしれない』という気持ちで通っていただけたら」
自転車ヘルメットについては去年4月に着用が努力義務化されています。高知小津高校によりますと自転車に乗る時、常にヘルメットを着用する生徒の割合が増えてはきているものの、まだ10%に満たない程度だということです。
県警のまとめによりますと県内では今年に入り、49件の人身事故が発生。このうち自転車に乗っていた人と歩行者の合わせて2人が死亡しているということです。