能登半島地震の被災地支援のため、11日、4つの医療機関が災害派遣医療チーム=DMATを石川県に派遣しました。

派遣されたのは近森病院や高知医療センターなど4つの医療機関の医師と看護師ら合わせて21人です。国や県からの要請を受けた派遣で、高知市の近森病院では、11日夜、メンバーが医薬品や医療機器などを車両に積み込んでいました。活動期間は13日から17日までの5日間の予定で、石川県のDMAT活動拠点本部の指示をもとに、医療支援にあたるということです。

(石川県に派遣 DMAT 久雅行 医師)
「実際に現地に行って、どういうニーズがあるのか把握してニーズに応えられるような活動したい。肉体的だけじゃなくて精神的なケアもできるような形でサポートしていきたい」

(県DMAT調整本部 井原則之 本部長)
「災害に対する意識が高い私たちは、石川県の被災者たちにも寄り添った医療を提供できる。南海トラフ地震が起きた時には、自分たちを支援してくれる力につながってくれると信じています」

午後9時に病院を出発した医療チームはすでに石川県に入っていて、13日からの本格的な医療支援に向けた調整を行っているということです。