2023年の高知県内企業の倒産件数が17件だったことが分かりました。過去2番目に少なくなりましたが、コロナ関連融資の返済がピークを迎えることもあり、今後倒産件数が急増する可能性が高いと見られています。

東京商工リサーチによりますと2023年倒産した県内企業は17件で、統計が残る1976年以降、2番目に少なくなりました。

負債総額は50億7000万円で、新型コロナの影響が一因となった倒産件数は7件だったということです。産業別に見ると建設業が最も多い4件でした。

全国では2023年7月から、無利子・無担保のコロナ関連融資の返済がピークを迎えていて、倒産件数が急増しています。県のコロナ関連の融資制度では4月以降に返済のピークを迎えることから、東京商工リサーチは「県内企業の倒産が春以降に急増する可能性が高い」としています。