土佐くろしお鉄道は今年度の収支見込みが6億8700万円あまりの赤字となる見通しを示しました。
土佐くろしお鉄道によりますと、今年度の収支見込みは6億8780万円の赤字で、当初の計画に比べ350万円ほど赤字幅が拡大しています。要因として中村・宿毛線で6月に起きた土砂流入による脱線事故や倒木により車両が損傷したことに伴い、修繕費が増額したことなどを挙げています。一方で、下半期はコロナ禍からの旅行需要の回復が続き、計画通りの収支が見込まれるとしています。
(土佐くろしお鉄道 金谷正文 社長)
「普段の生活だけに使うのではなく例えば汽車を使っての楽しみ方、県民の方が小学生からお年寄りまでがいろんな形で西と東で楽しめる、そういったメニューを豊富にそろえる。皆さんに鉄道の存在意義を改めて認めていただきたい」
また、高知ー中村間の特急列車「あしずり」について、来年3月16日から夜間の1往復2便を減便することが報告されました。