四国財務局は企業の現状や今後の見通しを表す法人企業景気予測調査の結果を公表しました。高知県内企業の景況は3期連続で上昇しています。
四国財務局は11月15日に資本金1千万円以上の県内企業98社を対象に調査を実施し、95社からの回答をもとに、県内企業の景気の現状と今後の見通しをまとめました。
10月から12月期の県内企業の景況判断指数=BSI(ビー・エス・アイ)は全産業で3.2ポイントで、3期連続の上昇となっています。業種別では、製造業は前回よりも上昇し14.7ポイント。一方で非製造業では前回よりも下落しマイナス3.3ポイントとなっています。
原材料やエネルギー価格の高騰を受けて利益が圧迫されている企業がある一方、需要の回復や価格転嫁により売上高が増加している企業があることから「上昇」となったとみられます。
来期=1月から3月期は、全産業で受注の減少や宿泊・飲食客の減少が見込まれていることから、「下降」する見通しです。
調査を行った四国財務局高知財務事務所は、「物価高や人手不足の影響が企業の景況にどのような影響を及ぼすのか引き続き注視していく」としています。