若者の県外流出が課題となっている高知県。7日学生と県内企業の担当者が交流する講演会が開かれ、学生たちが「高知」のために取り組む企業の思いに触れました。
7日開かれた講演会は若い人材に「高知」で活躍してもらいたいと開かれました。廃棄物の処理を専門としている香南企業の川﨑広大(かわさき・こうだい)副社長が「ごみを取り巻く環境」をテーマに講演。自社の取り組みや仕事内容を発表したあと南海トラフ地震による災害廃棄物にもふれ、地元住民との協力や事前に様々な想定をし、計画を考えておく必要性を伝えました。学生たちは高知のために活動する県内企業の取り組みに、熱心に聞き入っていました。
(参加した大学生)
「企業さんがどんなふうな学生を求めているのか聞くことができますし、学生の立場でお話できることで、私たちが考えていることを正直に伝えることもできることがすごいメリット」
(香南企業 川﨑広大 副社長)
「募集をかけてもなかなか来てくれない。地域に残ってくれるような大学生が少ないのが現状。できるだけ高知県でおもしろい会社があるのをお伝えできる場の一つだと思っている。そういう機会に恵まれ誘ってもらって感謝しています」
(学生空間Onestep 川﨑あきほさん)
「高知にはこんなおもしろい大人がいることを知ってもらえたらとイベントを開催しています。学生さんが企画を自主的にして企業の方と触れ合えるようなものを増やしていけたらなと思っています」