当たり前のように使用している人も多い、下水道施設。その役割や維持、管理の技術を知ってもらおうというイベントが高知市で開かれました。

このイベントは下水道施設の役割や技術を知ってもらおうと、日本下水道管路管理業協会が毎年開いています。全国各地の企業が集まっていて、下水道管を維持、管理するための技術や機器などが展示されています。

こちらはホースで下水道の中を洗浄する技術。ホースにカメラがついていることで人が入りくい下水道でも中の状況が確認できる仕組みになっています。

県内の下水道施設の多くは老朽化や南海トラフ地震に備えた耐震化が課題となっていて、こうしたイベントで得た様々な知見は、今後の対策に役立てられます。

(日本下水道管路管理業協会 長谷川健司 会長)
「震災が起きると下水道管は土に埋まってるので結構動いてしまう。下水は雨水も一緒に取り込んでいるから雨水排水という概念から下水道をしっかり整備しないといけないというのを意識して事業展開をしている」

イベントの関係者は今後、若い世代にも知ってもらえるような活動を続けていきたいと話していました。