プロ野球の阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。長年キャンプ地となっている高知県安芸市でも多くの市民が喜びを分かち合いました。

(リポート:尾上七海)
「阪神タイガース18年ぶりのアレまであと一歩、安芸市の特別会場に来ています。まもなく試合開始です」

1965年から阪神タイガースのキャンプが行われている安芸市。多くの市民に歓喜の瞬間を見届けてもらおうとパブリックビューイング会場が設けられました。

(50年来のファン)
「18年ぶりだからこれは夢?幻?そんな感じ。次優勝するときは生きてないかもしれない、冗談抜きに。だから最後まで楽しみます」

(キャンプでも出店を運営)
「(Q.応援している選手は?)岡田監督です。小学生の頃からキャンプ地だったので。岡田監督の現役時代をずっと見ているので」

(安芸猛虎会 長野泰啓 会長)
「阪神タイガースは安芸市の親戚ですね、昔からのキャンプが始まった時から。秋季キャンプだけになっているが、ちょっと遠くに行っているだけという思いで親戚と思う気持ちは変わらない」

続々と集まる観客の中には黄色いユニフォームに身を包んだ横山幾夫(よこやま・いくお)市長の姿も。市民とともに固唾をのんで試合を見守ります。

試合は、5回が終わって、0対0。士気をさらに高めようと応援歌「六甲おろし」を高らかに歌い上げるファンも。

「~阪神タイガース♪」
「優勝してもらわないと困る!うまい酒が飲みたい!」

試合が動いたのは6回。5番・佐藤輝明(さとう・てるあき)。

2ランホームランで3―0とします。そして、2点リードで迎えた9回表。

「あと一人!あと一人!」

(ファン)
「最高でーす」
「嬉しい。ほっとした。次も日本シリーズで優勝してほしい。頑張りタイガース」
「もうすごい。私うれしい。市民のみんなもこんな賑やかなの久しぶりでね」
「われらの阪神タイガースがやってくれた」
「(涙が)こみあげてきた。18年ぶりってこんなにうれしいんだと思って。おめでとうって気持ちでいっぱいやし(次のキャンプの際は)選手たちを温かく迎えたい」
「保育園にも来てくれたり、中学生のときもキャンプを毎日見に行ったりしていたのでうれしい知ってる選手が出ていたらうれしい」

18年ぶりの歓喜の瞬間に最高潮の熱気となったタイガースタウン、安芸市。長年のキャンプで育まれた絆を感じる夜となりました。