高知県日高村が企業と進めているデジタル化事業が始まって2年あまりが経過し、その成果が報告されました。スマートフォンの普及率は8割を超えたほか、法人を立ち上げ、全国の自治体にも取り組みを広げることになりました。

日高村は2021年5月に大手通信会社KDDIと民間企業「チェンジ」の3者で協定を結びデジタル化を進めていて、これまで普及率が低い高齢者を対象にしたスマートフォンの勉強会などを開いてきました。取り組み開始から2年あまりが経ち、7日に成果報告会が開かれました。

会ではスマートフォンの普及率が60代では69%から90%に、70代では40%から70%と大幅に上がったほか、3者で「一般社団法人まるごとデジタル」を設立し、全国の他の自治体にもデジタル化の取り組みを広げていくことが報告されました。

日高村は今後、医療や防災、見守り、買い物などにデジタルを活用し、村民の生活の質を向上させていきたいとしています。