2日に行われたサッカー天皇杯の4回戦、JFL・高知ユナイテッドSCは、J1・川崎フロンターレに0対1で敗れ、今大会3度目の“ジャイアントキリング”とはなりませんでした。
今大会、2回戦でガンバ大阪に、3回戦で横浜FCに勝利し、J1チーム相手に2度の“ジャイアントキリング”を成し遂げて4回戦に駒を進めた高知ユナイテッドSC。

2日の4回戦の相手は、過去4度J1を制し、天皇杯でも優勝経験がある“ビッグクラブ”川崎フロンターレです。
試合は前半、“格上”川崎フロンターレがボールを支配し、シュートを5本放ちます(高知は1本)。しかし高知ユナイテッドSCは、GK上田樹の好セーブなどで集中力のある守りを展開。川崎の猛攻を凌ぎ、0対0で前半を折り返します。

後半も川崎に攻め込まれる展開が続きますが、高知ユナイテッドは自陣ゴール前をしっかり固め、得点を許しません。一方、ユナイテッドも少ないチャンスから素早いカウンターで攻め込みますが、決定力に欠け、両チーム無得点のまま試合は進みます。

しかし後半35分、高知ユナイテッドはコーナーキックのピンチから、ゴール前で川崎の山田新にシュートを放たれ、1度はGK上田樹が弾いたものの、こぼれ球を川崎の佐々木旭に押し込まれ、ついに均衡を破られます(高知0-1川崎)。

その後も積極的にカウンターを仕掛けますが、得点を奪うことはできず、試合終了。0対1で川崎フロンターレに敗れました。

今大会、ガンバ大阪、横浜FCを破り、快進撃を続けた高知ユナイテッドSC。3度目の“ジャイアントキリング”とはなりませんでしたが、天皇杯を盛り上げた試合に、詰めかけた7243人のサポーターからは大きな拍手がおくられました。