夏の高校野球高知大会=第105回全国高等学校野球選手権記念高知大会が、15日、高知市の春野球場・高知市野球場で開幕しました。
今年で105回を迎えるこの大会には、高知県内の27校・23チームが出場します。
新型コロナの5類移行に伴い、今年は4年ぶりに開会式が通常開催され、15日朝に春野球場で行われた開会式では、久々に出場校の選手達が入場行進する姿がみられました。

■選手宣誓 須崎総合 岡林宙(おかばやし・そら)主将
「新型コロナウイルスの影響により、4年ぶりの入場行進となった、105回を迎える本大会、コロナ禍前の日常が少しずつ戻ってきていることを実感しています。コロナ過に加え、部員不足により、大好きな野球が思うようにできない時期もありました。しかし、当たり前だった生活が戻ってきているからこそ、周りの人々の温かさを心の底から感じています。私たちの過ごした高校野球生活は、様々な困難がありました。しかし、失うばかりではありませんでした。この過ごした日々は、今しかない、かけがえのない時間です。この場に立っている者にしか感じることができなかった時間だと思います。たくさんの経験をしたからこそ、この夏にかける思いは特別です。そして、声出し応援が戻ってきた今、野球を通じて出会った仲間と共に、どこまでも響き続ける声と、精一杯の笑顔で、一瞬一瞬を全力で楽しみ、どこよりも熱く、そして最高の夏にすることを誓います」
今年の大会は、球場での声出し応援が可能となり、観客の人数制限も行われません。
15日は1回戦4試合が行われ、中村、土佐、高知工業、土佐塾が2回戦に駒を進めています。
日程が順調に進めば、決勝戦は25日午後1時から春野球場で行われます。