暴力団の排除に向けて活動しているボランティア団体の総会が開かれ、高知県警との間で暴力団を取り巻く情勢などについて情報共有が行われました。

各地域のボランティアで組織された「県暴力排除運動推進連合会」は暴力団の排除に向けて、啓発グッズの配布や駐在所への看板の設置などさまざな活動を行っています。

9日に行われた総会では、全国的に暴力団組織の対立抗争が続いていることなどについて県警と情報共有が行われました。

(県暴力排除運動推進連合会 竹崎公一 会長)
「長引くコロナの影響で活動が著しく制限されたが、それでも活動できたところは効果的な活動ができたと思っている」

(高知県警 江口寛章 本部長)
「社会全体で暴力団を排除する取り組みを推進したことで組織数・構成員数がともに大幅に減少するなど一定の成果を上げている」

県警によりますと県内には現在およそ10の暴力団組織があり、およそ50人の構成員がいるということです。規模は縮小傾向にありますが、県外で続いている抗争が県内に飛び火するおそれもあることから県警は警戒を続けていくとしています。