フィリピンの東にある台風3号は、日本の南の海上を北上する見込みです。一方、梅雨前線の影響で、高知県内では夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨の降るおそれがあります。高知地方気象台は、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
台風3号は、午後3時にはフィリピンの東を1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいて、今後、日本の南の海上を北上する見込みです。

一方、県内では、梅雨前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨の降るおそれがあります。前線の活動が予想より活発になった場合は、警報級の大雨となる可能性があります。
8日に予想される1時間雨量は、いずれも多い所で、中部60ミリ東部70ミリ西部40ミリあす午後6時までに予想される24時間雨量は、いずれも多い所で、中部150ミリ東部180ミリ西部120ミリとなっています。
気象台は、夜遅くにかけて低い土地の浸水や河川の増水に、十分注意するよう呼びかけています。また、先週の大雨で地盤が緩んでいるところもあり、土砂災害にも注意が必要です。
では高知市の今の様子を伝えてもらいます。京面アナウンサーです。
■リポート:京面龍太郎アナウンサー
高知市のはりまや橋に来ています。高知市内は午後2時頃からやや強いザーという雨が降り始めました。私は2時間ほど前、午後4時ごろからこの場所にいるんですけれども、そのときには傘をさしていても足元、靴下や靴が完全に濡れてしまうというぐらい強い雨が降っていました。
その雨がですね、先ほど午後5時頃から少し弱まってきたんですね。今現在、霧雨のような小雨のような雨と変わっています。ちょうど今、仕事や学校から帰る時間帯ということで、街行く人を見てみると、もう雨が弱まったのを見計らって、傘をささずに足早に去っていくという人の姿も見られています。
ただ、雨が弱まったからといって決して油断はできません。県内ではこのあと夜遅くにかけて雨が強まる予報となっています。場合によっては警報級の大雨となる可能性もあります。先日の大雨で地盤が緩んでいるところもありますので、引き続き土砂災害などに十分な注意が必要です。