小学生に地元で栽培されたユリに親しんでもらおうと高知市でフラワーアレンジメント教室が開かれました。

高知県はユリの生産量が全国2位を誇り、高知市の長浜地区でも多くのユリが栽培されています。フラワーアレンジメント教室は小学生に地元で育ったユリの切り花に親しんでもらおうと、地元でユリの球根の輸入や販売をしている中村農園と長浜・御畳瀬連携協議会が開いていて、今回で3回目です。

8日は長浜地区のユリのほか、県内で栽培されたガーベラやカスミソウなどが用意されました。教室には毎回参加している長浜小学校のほか今回初めて浦戸小学校の児童も参加。2つの小学校は、中学校で同じ校区になることから、入学前にお互いを知っておくことで児童たちの不安を少しでも減らそうという先生たちの思いが参加につながったといいます。

フラワーアレンジメントは初めてという児童が多い中、周りの友達と相談しながらそれぞれの思いを込めた個性豊かな作品に仕上げていました。

(参加した児童)
「花をどこに植えるかけっこう難しくて、最終的にはこんなにきれいにすることができたので、すごくうれしかった。机の上やリビングに飾りたい」
「(フラワーアレンジメントは)初めてです。私の名前が『ゆり』なので私と同じ名前のユリの花が咲いた時に今とはまた違うものが見られるので楽しみです」

(中村農園 井上貴由 係長)
「自分たちが住んでいる地域でユリが作られていることを知ってもらって一緒に花も好きになってもらえるような、そんなイベントになればいいなと。最初は(子どもたちも)慣れていなくて戸惑いながらだったが聞きながら(作業を)してくれたので楽しくやってもらえて良かった」

できあがった作品はそれぞれが家に持ち帰り、ユリのつぼみから花が咲いていく様子を楽しむということです。