強い勢力となった台風3号(グチョル)は9日午前9時には、フィリピンの東にあり、およそ10キロの速さで北北西に進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルです。中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっています。

台風はこの後、日本の南の海上を北上する見込みで、24時間後の10日(土)午前9時には、中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルが予想されます。予報円の中心から半径175キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

台風3号の動き(台風が発達する海面水温27℃以上も表記)

【8~14日の“雨の降り方”はコチラから(連続画像)】

東日本太平洋側では、9日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

西日本から東日本では、2日から3日にかけての記録的な大雨の影響で、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。

【雨の予想】
10日6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
 ●関東甲信地方、東海地方…80ミリ

東日本太平洋側では、土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。