技研製作所が、圧入技術を世界に発信する拠点をオープンさせました。50年以上の歴史がある圧入技術の変化や、最新の工法を知ることができる施設です。
技研製作所がオープンさせたのは、圧入技術の情報発信基地。香南市赤岡町出身の北村精男会長が1967年に会社を創業したことから、「RED HILL 1967」と名付けられました。
施設では、北村会長が開発した圧入機「サイレントパイラー」の1号機をはじめ、歴代の圧入機や世界各国の杭打機が展示されています。また、地面に板を押し込むことで強度を持たせた堤防など、技研が誇る様々な工法を間近で見ることができます。
圧入工法は防災面や騒音問題にも強いとされていますが、まだ世界的にメジャーとはいえない状況だといい、今後施設を活用してより普及させたい考えです。
(技研製作所 北村精男 会長)
「半世紀近くかかっているので思い入れは強いです。うれしいです。(建設業界を)がらっと変えるべき。それを少しでも実際に見てもらう。いろいろなやり方があることをわかっていただきたい。それが願いです」
「RED HILL 1967」は5月16日から本格的に運用され、企業だけでなく個人や学校の見学も受け付けているということです。