2022年、高知県宿毛市で開かれた国内最大級のロードレースのプロリーグ、「ジャパンサイクルリーグ高知大会」が2023年も宿毛市で開かれます。より多くの観客が楽しめるようパブリックビューイングが新たに設置される方針です。

2022年9月自転車ロードレースのプロリーグ=JCLの公式戦が四国で初めて、宿毛市で開かれました。国内で唯一となる自動車専用道路を使ったコースで熱戦が繰り広げられ、県内外からおよそ1200人の観客が訪れるなど、高知大会の実行委員会は「初開催は成功だった」としています。

2023年も9月24日に宿毛市の自動車専用道路を使用した特設コースでの開催が決まっています。19日は大会の実行委員会が今年の運営方針を決定する初めての会議が開かれ、主催者であるJCLの片山右京チェアマンや、県の関係者らが出席。大会を盛り上げるため、新たに観客がレース展開を確認できるパブリックビューイングをスタート・ゴール地点に設置することや、首都圏などで大会を積極的にPRするなどの方針を固めました。

(片山右京チェアマン)
「まずプロのスポーツを見てもらう。そこに今度はみんなで一緒に関わることでもっと新しいお祭りを作っていけるので、それ(大会を)利用してもらってみんなでとにかく盛り上がって欲しいというのがあるので、是非会場の方に来て一緒に話ができれば」

また、委員からは「県内の子どもたちが気軽にレース観戦や自転車の体験ができる仕組みを作れたら」という意見も出され、大会までに具体策が検討される予定です。大会の詳しい実施内容は9月に発表される予定です。