高知県北川村のモネの庭では、春を迎えさまざまな種類の花が咲き誇り、まさに“花盛り”となっています。モネの庭を代表する花スイレンは、これまででもっとも早く咲き始めました。

北川村のモネの庭はいま、色とりどりの花で鮮やかに彩られています。なかでも、温帯性のスイレンは、例年より早く咲き始め13日は3輪咲いていました。

(リポート:木岡真里奈アナウンサー)
「ありました!スイレン。葉っぱの上に座るように咲いています。艶やかな色が目をひきますね」

スイレンは例年4月中旬から下旬にかけて咲き始めますが、今年は9日から咲き始めました。これまでで最も早い開花です。京都から訪れたという観光客は…

(スイレンが咲き始めたばかりなんですよ)
「もう咲いてますか!ちょっと諦めてたんですよ」

「咲いてた!本当にかわいい色で絵に描かれているいろんな色ありますね」
「言われなかったら気が付いてないよ」
「咲いてないと思って諦めて来たので、ラッキーでよかったです。絵画の世界も楽しめるし、足元もいろんな花が咲いているので、よかったです。スイレン見られたので良かったですよ本当に」

水の庭では、このほかにもそよ風に揺れるフジ、水面に映るカキツバタなども美しく、“モネが描いた風景に最も近い季節”だということです。

(リポート:木岡真里奈アナウンサー)
「そして花の庭も花盛りです。上から見ると絵画のようです。色とりどりの花がグラデーションのように折り重なって咲いていて本当にきれいです」

こちらでは、鞠(まり)のように丸く花を咲かせるオオデマリや、華やかな香りを漂わせる早咲きのバラなどが見頃です。花の庭では絵画のような色づかいで花が植えられていて、次々と入れ替えられます。いつもより少し早めに“花盛り”の季節となっているモネの庭。ゴールデンウィークにはスイレンも多く咲き大勢の観光客でにぎわいそうです。

(モネの庭 牛窓孝寿さん)
「全体的に1週間から2週間いろんな花が早く咲いています。特にスイレンがこんなに早く咲くとは思ってなかったです。生き物たちも元気で、鳥のさえずりもきれいですし今が1年で1番“花盛り”のシーズンですので多くの人に見ていただきたいです」

これからの季節は新緑とともに、さまざまな種類の植物が楽しめます。水の庭のスイレンは6月には熱帯性の青いスイレンも咲き始め、10月ごろまで楽しめるということです。