旧統一教会による被害を実名で訴えている高知県南国市の男性が、「同じような悩みを抱える人たちを救いたい」と「被害者と支援者の会」を発足させました。
(橋田達夫さん)
「僕自身が被害者。県、市役所など行政含めていろんな場所で問い合わせるところがあったらいいんじゃないかということで、このたび設立ということになりました」
旧統一教会からの被害を実名で訴えている南国市の橋田達夫さん。元妻による旧統一教会への高額献金などが原因で家庭が崩壊し、長男が自殺したなどとさまざまなメディアを通じて実名で訴えています。
去年12月には被害者救済法案が成立し、教団に対する対策が進む中、まだ声を挙げられない人たちの助けになればと支援者らとともに会を発足させました。橋田さんはまず、電話で相談を受け付け、内容によって面談をしたり、法テラスや警察など関係機関につないだりしたいと話しています。
(橋田達夫さん)
「ぜひ高知県内で被害にあっている、もしくは脱会したい、つらい思いをされている方がいっぱいいると思うんです。ぜひ、会を立ち上げたのでいつでも電話かけかけてもらいたいと思っています。僕自身も全面的にバックアップしていろんなサポートはしていきたいと思っております」
また、橋田さんは高知市の岡﨑誠也市長を訪ね、協力を呼びかけました。
(橋田達夫さん)
「まだ二世は高知の場合出てきていない。解散命令が出たときに出てくる可能性もある。そうした場合は児童相談所とか市も積極的に関わってもらいたい」
(岡﨑誠也 市長)
「市民相談というセクションもあるし消費者庁がらみの霊感商法含めて消費者保護の立場、両方とも気を付けて対応している。被害者の会を立ち上げたらまた出てくる可能性もあるので十分に注意したい」
「被害者と支援者の会」では毎週火曜日と金曜日の午前中、電話で相談を受け付けます。電話番号は080-8143-2287です。