高知市を拠点に活動するミュージカル劇団が、今度の土日に公演を開きます。これまではオリジナル作品を演じてきましたが、今回初めて、既存の作品「銀河鉄道の夜」を演じます。見る人に“解釈の幅”を持たせながら表現する、メンバーたちの練習を取材しました。
8月21日夜、高知市を拠点に活動するミュージカル劇団「GALA」が、今度の土日に行われる公演に向け、練習に励んでいました。

「GALA」の結成は2013年。市民ミュージカルのメンバーやミュージカルに興味を持つ人など、10人ほどが集まり結成されました。
(脚本・演出 池本美知さん)
「結成した時からミュージカルが大好きな人が集まって作った劇団なので、ミュージカルを広めたいという気持ちがあった」

これまでは8回行った公演の全てで、既存の作品ではなくゼロから脚本・音楽・演出を作る「オリジナルミュージカル」を披露してきました。ただ、今回挑戦するのは宮沢賢治の代表作、「銀河鉄道の夜」です。既存作品を元にしたミュージカルは初めてで、テーマは「本当の幸い」。主人公が銀河鉄道でさまざまな人と出会いながら成長していく物語です。原作は“未完の作品”で、読み手によって解釈が異なります。

(脚本・演出 池本美知さん)
「作品を読み解くところから始めて、私たちなりの解釈で芝居と歌と踊りで表現する」
ミュージカルでも、見る人それぞれの解釈で「幸い」を考えるきっかけを届けます。最年少メンバーは小学5年生、最年長は65歳。最年少の又野桐斗(またの・きりと)くんは前回に続き2回目の出演です。

(最年少・小学5年生 又野桐斗くん)
「歌をいっぱい歌えるし、演劇がちょっと難しいけど、難しいところも考えるのが楽しい」
演劇だけでなく、歌や踊りも重なり合ってできあがるミュージカル。劇中では走ったり飛んだりするパートもあり、高齢のメンバーにとっては体力的なきつさもあります。しかしメンバーは「きつさ」以上に、ミュージカルの「楽しさ」を全身で感じています。

(キャスト 宇賀加代子さん(64))
「(練習は)とってもとってもしんどかったです。でもみんなと一緒にやることが楽しいので大丈夫。ミュージカルは『総合舞台芸術』と言われているけど、『表現する力』をすべて出せるのがとてもいいと思う」
練習はこの日を含めてあと2回。台詞や振りつけを合わせ、目線なども細かく最終確認をします。

(脚本・演出 池本美知さん)
「未完の作品で緊張しながらではあるが、ご自身の『幸いとは何か』少しでも考えるきっかけにしてもらい、楽しみながらご家族でお話をしていただけたらいいなと思う」
ミュージカルが大好きなメンバーが集まって演じる公演。「本当の幸い」とは何か。心を込めて表現します。















