熊本地震で車中泊をしていた被災者が、熱中症の疑いで死亡したことを受け、高知県の濵田知事は5日、災害時の熱中症対策に注力する考えを示しました。

7月28日に最大震度7を観測した熊本地震をめぐって、熊本県は8月2日、車中泊をしていた70代女性が熱中症の疑いで死亡したと発表しました。熊本地震で初めてとなる災害関連死の可能性があるということです。

これを受け高知県の濵田知事は5日、南海トラフ地震で甚大な被害が想定される高知県内で、避難所の空調整備・水道の耐震化・給水体制の整備について対策を講じる考えを示しました。

◆濵田省司知事
「『熱中症』という視点から、より費用対効果が高い対策のポイントがでてこないか注目して、必要な対策を抽出していくところから始めたい」

特に避難所での空調設備について、文部科学省によりますと、高知県内で避難所に指定されている小中学校の体育館のうち、空調設備が設置されているのは11.4%にとどまっています。(去年5月まで)

濵田知事は「避難所での空調設置については多額の経費がかかり、目に見えて進んでおらず、工夫した対策を進めたい」としています。