警察官をかたる人物からの電話をきっかけに、高知市の30代の女性がおよそ630万円をだまし取られました。被害に気づいたきっかけは”AIへの相談”でした。

県警によりますと、6月22日、高知市に住む30代の女性の携帯電話に警察官をかたる人物から電話があり、「資金洗浄の犯人を逮捕したところ、あなたの名義のキャッシュカードが見つかり、逮捕状が出ている」などと言われました。さらにSNSで逮捕状を見せられ、「無罪を証明するには現金を送り紙幣番号を調べる必要がある」などと言われたため、相手の指示通りに複数の暗号資産口座を開設。インターネットバンキングやATMから12回にわたり、あわせて約630万円を送金しました。

ビデオ通話をした際、相手は制帽のようなものと青い服を身につけ、警察手帳のようなものを見せてきたということです。不審に思った女性がAIに相談したところ詐欺だと言われ、被害に気づいたということです。

また6月、長岡郡内に住む60代の男性も警察官をかたる人物から「逮捕状が出ている」などと言われキャッシュカードを送ったことで、現金200万円を引き出される被害が起きています。

2026年、県内での特殊詐欺被害は77件、被害額は5億5300万円あまりにのぼっています。県警は「警察官が電話やSNSでキャッシュカードの郵送を指示したり送金を要求することはない」と注意を呼びかけています。