国会では、野党側が与党の国会運営に反発し、全ての審議への出席を拒否する事態が続くなか、森衆院議長が異例の“仲裁”に乗り出しました。局面を打開することになるのでしょうか。

衆院政治改革特別委 美延映夫 委員長
「出席が得られません。やむを得ず議事を進めます」

議員定数削減法案を審議するきょうの衆議院の特別委員会。与党の国会運営は強引だと反発する野党は3日連続で欠席し、対立が深刻化しています。

こうした状況を受け、事態の打開に向けた動きが。

国会内で会談したのは、森衆院議長と与野党の幹部たち。ここで森議長は、皇族数の確保に向けた皇室典範改正案の成立を最優先で取り組むこと。与党に対しては、集中審議や党首討論を開催できるよう努力することなどを求めました。

議長の提案を踏まえ、打開策を模索する動きも出ていますが、それには乗り越えるべき2つのハードルが。

一つは、高市総理の国会への出席です。

高市総理
「国会から出席の求めがあったときには、出席をして、誠実に答弁をしてきた。今後も、その方針に変わりはない」

総理自身はこう話すものの、自民党内からは…

自民党議員
「挑発的だな。ちゃんと対応していれば、こんな状況になってないよ」

自民党幹部によりますと、これまで高市総理は国会への出席を打診しても後ろ向きだったということで、どう対応するのかが焦点となります。

もう一つのハードルが連立のパートナー維新の対応です。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「法案の審議の順番や日程なんかを議長の影響力によって差配するということが正しいやり方なのかなと。これが先例になるというのは、少し危惧をしています」

藤田共同代表は、連立合意に基づき、定数削減法案と副首都法案をいまの国会で成立させるべきだと改めて強調しました。

会期末まで2週間あまり。いまだ正常化の見通しが立っていません。