「経験が無い」深刻な渇水、組合長は「本来の自然の恵みを」と渇望
物部川漁協の松浦組合長も「経験が無い」というほどの今回の渇水。この状態が続くと、海だけでなく内陸部でもアユの“食害”が発生するといいます。

物部川漁協 松浦秀俊 組合長
「アユは川に沿って順番に上がっていきますけど、こんな状態だとアユも手前でストップしてしまうので、そうするとそこに多くの鳥が来て食害も受ける。アユにとっても“無防備”な状態になるので、それも懸念されます」
物部川のアユ漁解禁は5月ですが、すでに毎日のように、釣り人から水の状況や放流について問い合わせが来ているといいます。
高知県内では今後もしばらく少雨の傾向が続く見込みです。松浦組合長は「物部川のアユを待つ釣り人のためにも、なんとか明るい情報を発信したい」と、日々願っています。
物部川漁協 松浦秀俊 組合長
「毎日のように河口が塞がっているかどうかを見て、アユが少しでも川を上っているか、よその川はどうか⋯とか。我々は『自然の恵み』を受けていて、どうしても左右されてしまいますが、『本来の自然の恵みを何とか与えていただきたいな』と、そればかりですね」
高知県によりますと、高知県東部の川底が浅い複数の河川でも、同じように川の流れが途切れたり河口が土砂で塞がったりしてアユの遡上に影響が出ていて、重機で川底を掘って対応しているということです。
また物部川では流域の農業にも影響が出ていて、川の水位が下がったことにより周囲の農家から「十分取水できていない」「場所によって水路の水がなかなか来ない」という声が聞かれています。










