今年も残すところあと10日余りです。高知市の市場では正月飾り用の花材の競りが行われました。

20日朝、土佐花き園芸市場では正月飾り用の花材の競りが行われました。競りに出されたのは、赤い実をつけたナンテンや葉が赤く染まったオタフクナンテン、さまざまな種類の竹など縁起物とされる植物です。

市場によりますと、生産者の高齢化などにより今年は1年を通して花が少なく、コロナによる冠婚葬祭の規模縮小により注文も少なくなっているといいます。

そんななかでも1年の始まりを明るい気持ちで迎えてもらいたいと、競り人の掛け声が響くなか、生花店の人たちが次々と競り落としていました。

(金子生花店(土佐市) 金子和重さん)
「ちょっと大変ですね。全体的に高騰もしてますし物がないと仕事にならない。なんとか例年のような雰囲気になって明るい年を迎えられるような感じになってもらえたらいい」

市場での今年最後の競り=止市は12月29日の予定です。