高知県南国市の小学校で、子どもたちがロング巻きずしを作る恒例の行事が開かれました。コロナ禍で3年ぶりの開催。どのくらい長い巻き寿司が完成したのでしょうか。

南国市の稲生小学校では20年ほど前から、「ロング巻きずし作り」を行っています。5、6年生が田植えから稲刈りまで行ったお米の収穫を祝おうという取り組みで、コロナ禍前の2019年以来、3年ぶりの実施となりました。

3年ぶり、ロング巻きずし作り


2022年は、コシヒカリ約15キロが用意されました。保護者や地域の人も集まり、60人ほどで挑む、ロング巻きずし作り。にんじんやほうれん草など5種類の具材を酢飯の上に載せたら…みんなで息を合わせて巻いていきます!

具材をのせたら…
「せーの!!」


3年ぶりのお目見えとなったロング巻きずし。今年の長さは…

▼「150周年にちなみまして15メートル70センチです!おめでとうございます!」

学校創立150周年にちなんだ15メートルごえの巻きずしが完成しました。ちなみに、これまでの最長は2019年のおよそ23mです。

▼児童
「失敗するかと思ったけど、きれいにできたきよかった。広げるときめっちゃ手について苦戦した」
「自分のところで割れたらどうしようって心配と、切れずにできたら嬉しいなという気持ちがあった。自分たちで作ったお米を食べられて嬉しいしふだんお米を作ってくれている人の大変さも分かった」


コロナ禍で、初めての体験となったロング巻きずし。みんなで育てて作ったその特別な味を、子どもたちは口いっぱいにほお張っていました。


▼稲生地区社会福祉協議会メンバー 井上百喜さん
「学校行事の一大イベントですので、やってくれるのは私たちも嬉しい。さみしかった、何年も続けてきているのにできなかったのはとてもさみしかった」


学校は、この活動を通じて、地域の温かさやふるさとの良さを感じてもらいたいとしています。