忠さんは警察署に向かいました。その道中では、聡美さんと同じく犯人に刺された、自身の母のことについても聞かされました。
重傷でしたが、一命をとりとめた母。回復に向かうにつれ、自分自身の体よりも、孫である聡美さんを一番に心配していたといいます。
「(聡美さんの祖母が)『さっちゃん(聡美さん)どうなん』と聞かれれば『別の病院で頑張っているよ』としか伝えられなかった。でも、真実をいつまでも隠すことはできないので、その日が来るわけですけど、本当に言いにくく、話すタイミングを考えました。話した後、うちの母も落ち込むだけですし、私もそれに対して、かける言葉がなかった。 話したくないことを話すということも本当に辛い経験になっております」
事件の1か月前、北口さんは、岡山で起こった別の殺人事件の報道にふれていました。ただ、やはりその時は「どこか他人事だった」といいます。













