高知市議会12月定例会が開会しました。桑名龍吾市長は、教育施設のグラウンドを全面使用する形の「新県民体育館」の整備について、「教育的配慮を確認できた」として全面使用を認めました。

高知市議会12月定例会には、12億5300万円の補正予算案が提出されました。

桑名市長は、議会への報告の中で、市の教育施設のグラウンドを全面使用する形の新県民体育館の整備案について、「全面使用を認める」と自身の判断を述べました。

その理由として、グラウンドの代替施設となる運動・活動スペースの設置と、教育施設に通う児童・生徒の優先的な利用が確認できたこと、また敷地内にプールが一体的に整備されることなどを挙げています。

◆高知市 桑名龍吾 市長
「高知県の対応は、本市の教育機関の機能や青少年のスポーツ活動に支障がないよう、十分配慮されたものと受け止めたところです。新県民体育館が、教育やスポーツ、文化、経済振興に加え、防災機能も兼ね備えた施設として効果が最大限発揮されるよう本市としても連携し、『新県民体育館を核としたまちづくり』を推進してまいりたいと考えています」

このほか、2024年7月に小学校の水泳授業中に男子児童が溺れて死亡した事故について、高知市が損害賠償金を支払い和解する議案も提出され、可決されました。