南海トラフ地震などの災害時、被災者の生活環境をよくしようと、高知市と温浴施設が協定を結びました。被災した人たちに入浴や洗濯、温かい食事を提供するとしています。
高知市と協定を結んだのは、高知県内では、高知ぽかぽか温泉と土佐ぽかぽか温泉を運営する「創裕」(香川県)です。

2024年1月に発生した能登半島地震では、長引く避難生活で被災者の入浴や洗濯などの衛生面が課題となりました。
南海トラフ地震で甚大な被害が想定されている高知市でも避難生活の環境改善が求められていて、高知市から話を持ちかけたということです。入浴や洗濯などに関する協定は高知市としては初めてです。

▼株式会社創裕 川北祐一郎社長
「災害が発生したあとの入浴の提供や、一部コインランドリーの施設もありますので、洗濯物、お食事の提供、このあたりはしっかり協力できるんじゃないかという風に考えています」
▼桑名龍吾高知市長
「これから避難所のあり方っていうもの、これをどんどん環境整備は向上させていかなければなりません。この入浴機会(の協定締結)を含めて、これから幅広く考えていきたいという風に思っております」
協定には今後の、防災訓練の実施などについても盛り込まれています。










