踏切内で車が閉じ込められた場合、どう対処すればいいのか、高知市で脱出訓練が行われました。訓練は11月10日までの踏切事故防止キャンペーンに合わせ、JR四国が実施。関係機関を含めおよそ50人が参加しました。

車が踏切内で立ち往生した時、まず、非常ボタンを押して列車に知らせる必要があります。そして、列車と衝突する危険を回避するため、車を前進させながら遮断機を押し上げ、脱出することが大切です。非常ボタンがない踏切では、発煙筒を使って列車に危険を知らせます。

遮断器を押し上げ脱出

参加者はいざという時にどう対処しなければならないのか、訓練を通して学ぶことができたようです。

「トラブルに直面した時に、まず自分が冷静になること落ち着いて行動することが一番大切だと、きょう学びました」

(JR四国 安全推進室 飯田誠 副長)
「踏切手前で停止していただいて、左右の安全を確認していただいたのちに、踏切を通行していただく。踏切を渡った反対側に車が停められるスペースがあるような状況を確認したのちに踏切を通行していただく」

JR四国によりますと2025年度、四国では10月末までに5件の踏切事故が発生し、2人が死亡しています。いずれも列車が来る直前に横断しようとしたことが原因だということです。