波紋を広げている県立施設の運営を巡る公募方針について、高知県の濵田知事は「委員会の採決では賛成多数で一定の理解は得られた」とした上で、今後、施設側と意思疎通を図っていく考えを示しました。
定例会見で濵田知事は県立施設の運営を巡る公募方針について「慎重論、反対論はあったが県議会の委員会の採決では賛成多数で一定の理解は得られた」と述べました。また現場の職員に混乱が起きたことについて、「当初の方針に固執せずできる限り相手の言い分と主張を入れ熟考した。短期間の変更が混乱と言われるのであればそこは甘んじて受け入れなければいけない」と述べた上で、施設側と今後、意思疎通を図っていく考えを示しました。

(高知県 濵田省司 知事)
「今後の課題として議会で1つの結論は出してもらいますので現場の人たちとの意思疎通に関しても今後より一層注意を払っていきたい。そのためにどういうことができるか考えていきたい」

このほか濵田知事は高知ユナイテッドSCのパワハラ問題について、組織のガバナンスに問題が生じていることを「大変残念」とした上で、「新体制を早く整え、県の追加出資ができる環境になってほしい」と述べました。