公明党の斉藤代表が、自民党との連立の枠組みから離脱することを表明しました。1999年から野党時代も含めて26年にわたり続いてきた協力関係が終わりを迎えたことについて県民はどう受け止めているのでしょうか。

10日午後、国会内で行われた与党党首会談。およそ1時間半に及んだ会談の末、出した結論は26年続いた連立関係の終焉でした。

(公明党 斉藤鉄夫 代表)
「とても首班指名で高市早苗と書くことはできない。自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたい」

今回、終止符が打たれた原因は「政治とカネ」です。去年と今年の国政選挙では連立を組む自民党の裏金問題に巻き込まれるかたちで大敗。強い反省と、自民党に対する不信感がありました。一方、自民党の高市総裁は―。

(自民党 高市早苗 総裁)
「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました。大変残念ではございましたけれどもそういった結論になりました」

公明党の連立離脱について県民の反応は?

(90代)
「長いこと一緒だったのでびっくりしました」

(40代)
「全然知りませんでした。びっくりしました。(子どもを)育てていくのにどうなるのかなというのはあるので、自民党がというよりもだれがどういう風になってもどうなるのかなという不安はあります。早くまとまってほしい感じはします」

(50代)
「あーやっぱりねと。やっと踏ん切りつけたのという感じで。(公明党は)中途半端な政策を出し続けていたから、それがうまくかみ合っていなかったので、もうちょっと早く独自路線を進んでも良かったんじゃないかなという気はしていました。今後どうなるかは全く見えていないんでね」

(30代)
「ずっと続いていた自民公明の連立与党というのが崩れて、でも野党も分散的な状況にあるので、より議論が活性化されると良いなと思います」