10月8日(水)9時現在、フィリピンの東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に日本の南で台風に発達する見込み」と発表しました。この台風によって、来週にかけての3連休は、日本への影響がありそうです。(気象衛星ひまわりから撮影 写真中央下の雲の塊が23号となりうる熱帯低気圧)

日本への影響は?今後の進路予想

熱帯低気圧の中心は、12時間後の8日21時には日本の南の北緯20度40分、東経138度05分を中心とする半径100キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルが予想されます。

熱帯低気圧はその後台風となる見込みで、その中心は、24時間後の9日9時には
日本の南の北緯22度30分、東経136度20分を中心とする半径130キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

台風の中心は、48時間後の10日9時には日本の南の北緯25度30分、東経133度25分を中心とする半径200キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。

72時間後の11日9時には日本の南の北緯27度50分、東経131度35分を中心とする半径260キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

日本列島への影響は

11日(土)に沖縄県付近に最接近し、その後進路を東寄りに変えていく予想となっています。13日(月)には西日本の太平洋側を通過し14日(火)には関東などの東日本の太平洋側で雨となるでしょう。

日本列島付近の海水温は平年より高くなっており、台風が発達しやすい環境が整っています。上陸あるいは接近すると警報級の大雨になる可能性も考えられるでしょう。

今後の雨と風のシミュレーション