高知県の高知南警察署の警察官が、捜査対象者や警察官の名前などが記載された書類を紛失したことが分かりました。書類は約20分後に発見され、個人情報の流出については「可能性は低い」としています。
個人情報が入った書類を紛失したのは、高知南警察署地域課の20代男性警察官です。高知南警察署によりますと、男性警察官は28日0時過ぎ、高知市内のコンビニエンスストアで発生したもめごとに対応するため店舗へ。その際、別の事故の個人情報が入ったバインダーを持参していました。
午前0時半ごろ、業務を終えて現場を離れましたが、その10分後、駐車場の車止めにバインダーが置かれていることに気づいたコンビニの店員が警察へ連絡。さらに10分後、連絡を受け駆けつけた別の警察官が回収したということです。
警察によりますと、バインダーには捜査対象者の住所・職業・年齢のほか、警察官の名前など13人分の個人情報が入った書類があったということです。個人情報の流出については「紛失した約20分間、バインダーを置いた付近に人の出入りはなかった」といい、可能性は低いということです。
高知南警察署は「関係者や県民にお詫びしたい。職員への指導を徹底し、再発防止に努めていく」としています。










