女性のスカートの中を撮影した罪に問われている元警察官の男に、高知地裁は、拘禁刑1年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

起訴内容などによりますと県警の元警察官・西岡義仁(にしおか・よしひと)被告は2025年6月12日、高知市の店舗で右足の靴に隠した小型カメラを女性の後ろから差し入れスカートの中を盗撮した罪と、6月14日に高知市内の店舗ほか6か所で24回にわたり女性のスカートの中を盗撮した罪が認められました。

2日の裁判で、高知地裁の奥野育美(おくの・いくみ)裁判官は、西岡被告が過去にも盗撮で罰金刑を受け、捕まるとわかっていながら盗撮のための機材を購入するなどより悪質性が高まっていることや監督者がいないことから「再犯の可能性が多分に危惧される」と指摘。

一方で、再就職やカウンセリングを受ける意志があり更生の意欲がみられることなどから「今回に限っては、猶予を与える」として拘禁刑1年6か月執行猶予4年の判決を言い渡しました。