値上げが続く中、高知工科大学では学生に100円で朝食を提供する取り組みが2025年も10月1日から始まりました。

メインのハンバーグプレートに白ご飯、味噌汁、ひじきの煮物がついて、100円というこちらの朝ごはん。高知工科大学で始まった100円朝食です。

3年前から秋冬の時期に実施され、高知工科大学の学生であれば誰でも8時から9時までの1時間、100円で朝食を食べることができます。同窓会組織である校友会が、正規価格との差額を負担しています。

(高知工科大学校友会 岡花直人副会長)
「ひとり暮らしをしている子たちにとって、米が高い、おかずが高い、輸入品が高いという状況で、生活も苦しいだろうなと。実際、子どもたちが切り詰めやすいのは晩ごはんを抜くとか昼ごはんを抜くとか。そういった部分で我々が支援できればというところで100円朝食を続けているので」

本来であれば味噌汁22円、ライス165円、小鉢88円、メインプレート168円の合わせて443円です。3年前は1プレート300円台でしたが、物価高の影響もあり年々、値段が上がってきているといいます。

(100円朝食を利用する4年生)
「安いですね。100円は。助かってます」

(100円朝食を利用する4年生)
「(小鉢を)カスタマイズできますし、いろいろ栄養バランスとか考えて食べることができると思います。ふだんはヨーグルトとかしか食べないので、しっかり朝ごはんをとる習慣がないので。しっかり朝ごはんを取って研究を進めたいと思います」

期間は12月26日までで、学生以外は正規価格になるということです。