高知県宿毛市の県立病院に勤務する男性看護師が、四万十市の市道で酒気帯び運転の疑いで摘発されていたことが分かりました。

摘発されたのは「県立幡多けんみん病院」に勤務する男性看護師(28)です。県警によりますと25日午前6時50分ごろ、四万十市渡川の市道で、パトロール中の警察官がスピードが出ている車を見つけ停止させました。その際、運転していた男性看護師から酒の匂いがしたため検査したところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。男性看護師は、四万十市と黒潮町で酒を飲んだ後、帰宅途中で、容疑を認めているということです。

男性看護師の摘発を受け、幡多けんみん病院経営事業部の橋本立部長は「7月にも当院の看護師が酒気帯び運転で摘発されていて、注意喚起を図っていたにもかかわらず、同じ事案が発生したことを大変申し訳なく思っている」とコメントしています。

◆県立病院を運営する高知県公営企業局・澤田昌宏局長コメント
職員に対しては、従来から折に触れ飲酒運転等の根絶など、交通法規の遵守について注意喚起をしてきました。本年7月にも職員が酒気帯び運転により摘発され懲戒処分を行い、飲酒運転の根絶について、職員の自覚を促してきたところですが、再び職員がこのような事案を起こし、県民の皆様の信頼を損なう事態を招きましたことにつきまして、深くお詫びを申し上げます。
また、今回の事案につきましては、事実確認を行った上、厳正に対処してまいります。今後、このような事態が起きないよう、交通法規等の遵守はもちろんのこと、職員の服務規律の徹底を改めて行ってまいります。