9月定例県議会が開会しました。高知県は県立施設を運営する外郭団体の自律性を向上させるための費用を含めたおよそ10億8000万円あまりの補正予算案を提出しました。
9月定例県議会に県が提出したのは、一般会計の総額で10億8260万円あまりの補正予算案です。県は年間の利用者が5万人を超える高知城歴史博物館や、牧野植物園、のいち動物公園などの県立施設について、県から直接指定を受けて運営している外郭団体のあり方を見直し、職員の所得向上を図ろうとしています。補正予算案には外郭団体の自律性を向上させるための費用として、有識者による懇談会の開催費が計上されています。
濵田知事は「直接指定された財団は職員給与の上限など県の厳しい制約が課せられている。公募への切り替えで財団は付加価値の高い事業を展開でき、増収を図ることで職員の所得向上を実現する道が開ける」と強調しました。
(濵田省司知事)
「こうした一連の見直しにより、県立施設が県民や利用者の皆さんに、より良質で満足度の高いサービスを提供することにつなげたい」

9月定例県議会は26日に質問戦が始まります。