提供:日本レスリング協会

徳原選手を小学2年生から高校3年生まで指導した小玉康二さんは、国内予選の史上最激戦区となる女子57kg級で、徳原選手の活躍を期待しています。

◆極東ジュニアレスリングクラブ 小玉康二代表
「(3位決定戦敗戦)残念。惜しかった。相手の低いタックルがうまかった。ケガもあって練習をあまりできなかったと思うが、ケガを言い訳にしなかったのが潔い。本当は大技が得意なんだけど、今大会は控えめだった。12月に全日本選手権があるので頑張ってほしい」

女子57kg級は、2024年パリ五輪53kg級金メダルの藤波朱里選手など、国内に強豪がひしめく階級とです。

◆極東ジュニアレスリングクラブ小玉康二代表
「徳原は日本女子レスリングでは珍しい“戦闘系”の選手。昔から戦いに物怖じせず試合に出ていた。日本女子レスリングでは初めてのタイプではないかと思う。12月には全日本選手権があるが、徳原の最大の敵は“コンディショニング”。ケガに苦しんでいた選手でもあるのでしっかり整えて臨んでほしい」

小学校時代から戦いを好み、勝ち負けだけではなく、勝ち方にもこだわっていたという徳原選手。来年のアジア大会(名古屋)や世界選手権出場に向けて、まずは12月の全日本選手権で五輪階級日本一を狙います。

【徳原姫花(とくはら・ひめか)】
◯2001年9月5日うまれ
◯高知市出身
◯極東ジュニアレスリングクラブ→一宮中→高知東高校→自衛隊体育学校
◯得意技は大技(スープレックス・持ち上げタックルなど)
◯小学2年生からレスリングを始める。
中学時代に東京都知事杯、ジュニアクイーンズカップ(ジュニア)、全日本女子オープンレスリング選手権、全国中学選手権の4つの全国大会を制覇。高校時代はインターハイ2位が2回(57kg級)。2022年U23世界選手権優勝(59kg級)。2024年U23世界選手権3位(59kg級)。2025年全日本選抜選手権57kg級で初優勝。代表決定POも制して初の世界選手権出場。