高知市は2026年度から不登校の中学生に新たな学びの場を提供するための費用を含む補正予算案を9月議会に提出する方針です。
高知市の桑名市長は9日開会の9月定例会市議会に一般会計の総額で1億9400万円の補正予算案を提出すると発表しました。補正予算案には不登校の中学生の実情に寄り添った教育が行える「学びの多様化学校」の事業費に840万円あまりを計上。計画では潮江中学校の「分教室」とし、15人程度の規模で2026年4月、潮江市民図書館に設置する方針です。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「それぞれの生徒に合った場所を提供していかなければならない。多様な居場所を作っていくのが、我々に求められていることで『学びの多様化学校』をつくる」
また、厳しい財政状況の中、2026年度当初予算案の編成を進めるにあたり、財源不足が見込まれることから事務事業費の削減を含めた18億円の捻出が急務となっています。桑名市長は「持続可能な市政の運営を図っていかなければならない」と強調しました。
