31日午後1時ごろ、高知県高知市で、80代の男性が熱中症の疑いで搬送されました。男性は「重症」で、救急隊が駆けつけた時は「庭に倒れていた」ということです。

高知市消防局によりますと、31日午後1時10分ごろ「男性が倒れている」と消防に通報がありました。

通報を受けた消防が駆けつけた時、男性は庭に倒れていて、体温は39℃台と“高熱”の状態でした。救急隊の呼びかけに対し反応はするものの、会話ができず、歩行は完全にできない状態だったということです。

救急隊の所見では、男性は「重症」(JCSⅡ-30=かろうじて目を開ける状態)で、すぐに高知市内の病院に搬送されました。

31日の高知県内は「熱中症警戒アラート」が発表されるほどの“危険な暑さ”となり、本山町で35.7℃、四万十市江川崎で35.4℃と猛暑日となったほか、高知市では34.0℃を観測しました。

あす8月1日の高知県内も「熱中症警戒アラート」が発表されていて、“危険な暑さ”が予想されています。環境省と気象庁は、こまめな休憩や水分・塩分の補給など、暑さ対策を呼びかけています。

なお今回、男性は屋外で倒れていたということで、消防は「厳しい暑さの中での不必要な外出は控えてほしい」と呼びかけています。