30日昼前、高知県高知市で、80代の男性が熱中症の疑いで搬送されました。男性は「重症」で、屋内でエアコンを使用していなかったとみられます。
高知市消防局によりますと、30日午前11時10分ごろ「屋内で男性が動けなくなっている」と消防に通報がありました。搬送時、男性は体温が「38℃ほど」と高熱の状態で、症状は倦怠感があり、自力で歩くことができない状態だったということです。
男性は、救急隊の所見では「重症」ですが、意識はあり、高知市内の病院に搬送されています。
消防によりますと、男性はエアコンを使用していなかったとみられていて、消防は適切なエアコンの利用や水分補給など、熱中症への対策を呼びかけています。
30日の高知県内は、本山町で35.5℃の猛暑日となったほか、高知市では33.8℃を観測していました。高知県内は31日も「熱中症警戒アラート」が発表されていて、環境省と気象庁は、こまめな休憩や水分・塩分の補給など、暑さ対策を呼びかけています。