全国でコメ不足や値段の高騰が話題となる中、高知県南国市の田んぼでは早場米「南国そだち」の収穫が始まっています。

「南国そだち」は県内で最も早く収穫できる極早生の品種で、粘り気が少なくあっさりしているのが特徴です。南国市上野田の都築康夫さんが管理する田んぼでは、およそ10ヘクタールのうち4ヘクタールで「南国そだち」を育てていて、15日から収穫が始まりました。2025年は梅雨明けが早く、その後も湿度が高かったため、「南国そだち」は順調に生育していて、例年より収穫量が増える見込みです。全国でコメ不足や値段の高騰が話題となる中、都築さんは少しでも収穫量が増えるよう肥料の量を増やすなどして対応してきたということです。

(JA高知県南国市稲作部 都築康夫さん)
「すごく情熱を持って、コメ作りに臨んでおりますので、その『情熱』を感じながら召し上がってほしい」

収穫された「南国そだち」は7月末ごろに県内外で販売される予定です。