土地の評価基準となる「路線価」が公表されました。高知県の平均変動率は、30年連続で下落した一方、最高路線価は5年ぶりに上昇しました。

全国の国税局が毎年公表している「路線価」は、相続税や贈与税などを申告する際の、土地などの評価額の基準になります。高松国税局によりますと、高知県の平均変動率は「-0.2%」で、30年連続で下落しました。(全国平均:+2.7%)

一方、高知県内の最高路線価は高知市の帯屋町商店街で、1㎡あたり21万5000円となりました。2024年より2.4%上昇していて、上昇は5年ぶりです。

評価にあたった不動産鑑定士らは、「新型コロナの5類移行などもあり、経済正常化の動きが加速し、インバウンドを含む観光客や客足に回復が見られる」としています。