四国地方が梅雨入りしてから、高知県内は連日の雨の天気となっています。香南市ではこの季節ならではのアジサイが訪れた人たちを癒しています。

(リポート 坂根優菜)
「雨がしとしと降っています。そんな中、アジサイは色鮮やかに咲いています。雨との共演は、この季節ならではの風情を感じます」

香南市野市町西佐古から父養寺までのおよそ1.2キロメートルにわたって咲く色とりどりのアジサイ。「のいちあじさい街道」として親しまれる県内有数のアジサイの名所で、30種類、およそ1万9000株が植えられています。

地元の人達が手入れをしていて、2025年は例年より遅く、6月1日ごろからぽつぽつと開花が始まりました。数日前までは雨が足りないせいか、しおれている花もあったということですが、6月8日の梅雨入り以降雨が続き、現在は8分咲きのアジサイが訪れた人を迎えていました。

(訪れた人)
「きれいですね、もうここが県下で今一番きれいじゃないでしょうか。心が洗われるんじゃないでしょうか」

(愛媛から)
「愛媛県から来ました」
(Q.ここよく見つけましたね)
「雨でも楽しめるところをネットで検索したら出てきたんで、見に来ました」

どうやらお気に入りのアジサイを見つけたようで。

「星みたいな花でかわいらしかったので撮ってみました」
「まだこれ(街道)続いているんですよね、行ってみようと思います」

「のいちあじさい街道」のアジサイは、6月15日くらいには満開になりそうということです。

県内の正午までの24時間雨量は多いところで馬路村魚梁瀬で142.5ミリ、安芸市で108ミリなどとなりましたが、高知地方気象台によりますと11日夜から12日明け方にかけてはおおむね曇り、雨が降ってもぱらつく程度で傘の出番は少なくなる見込みです。