感染症対策の専門的な知識を持つ「認定看護師」の教育課程の修了式が高知大学医学部附属病院で行われました。

高知大学医学部附属病院は新型コロナの感染拡大をきっかけに感染症対策などに関する知識や技術を身につけた人材を育成しようと、おととし、感染管理分野の認定看護師の教育課程を開講しました。29日は2期生7人の修了式が行われ、一人ひとりに修了証書が手渡されたあと花崎和弘(はなざきかずひろ)病院長が、「高知の医療の中心人物として活躍してほしい」と激励の言葉を贈りました。

2期生は全員が県内の病院に務める現役の看護師で、1年間、仕事と両立しながら勉学に励んできました。

(修了生代表・宗崎梓さん)
「教育過程で学んだ専門知識と技術を生かし、医療関連感染の予防・管理、そして実践が求められます。高知県全体の感染対策の底上げができるように精進していきたいと思います」

(修了生・刈谷恵子さん)
「大変なこともあったんですけど、仲間と一緒に1年間頑張れたことがすごく充実した研修期間になりました」

(修了生・北岡佐和子さん)
「同期と協力して高知県全体の感染対策の質の向上に努めていけたらなと思っています」

修了生たちは今後、地域医療を支える人材としての活躍が期待されています。