2024年度、教職員による不祥事が相次いだ高知県内の教育現場。11日に開かれた県立学校長会議に出席した濵田知事は「間違いにはペナルティを科す。これを厳格にやることは全ての基本」と述べ不祥事防止の取り組みを着実に進めるよう求めました。

高知市で開かれた県立学校長会議では高校や中学、特別支援学校の校長41人が出席しました。県内の教育現場を巡っては昨年度、教職員の不祥事が相次ぎ県教委は13件の懲戒処分を下す異例の事態となりました。濵田知事は一期目も含めて就任してから初めてこの会議に出席。学校長を前に「高知の教育の土台を揺るがす危機的状況」と強調し「各校による不祥事防止の取り組みを着実に進めてほしい」と述べました。

(濵田省司 知事)
「間違ったことをした時にはしっかりペナルティを科す。これを厳格にやることは全ての基本。万が一、処分を受けたらこんなに大変なことになると自覚してもらう」

また今城純子(いまじょう・じゅんこ)教育長は「教職員の一部が人を傷つけ、法令の違反をしている。深刻に受け止めなければならない」と述べ、「今年度懲戒処分の件数を0にする」ことを語気を強めて発言しました。