甘さと酸味が程よいブランドイチゴ、『だるま苺』の収穫が高知県宿毛市や大月町で始まっています。

真っ赤に熟した、イチゴ!JA高知県幡多地区宿毛支所のイチゴ部会に所属する16人の生産者は宿毛市や大月町で“さがほのか”という品種のイチゴを栽培していて、JAは、このイチゴを宿毛湾の冬の風物詩、“だるま夕日”にちなんで『だるま苺』というブランドで売り出しています。宿毛市農業公社“スタートアグリカルチャーすくも”で担い手を育成するための栽培品種として扱われていて、大阪から移住した吉原みさきさんも、農業公社で学んだ一人。お腹ほどの高さの棚で苗を育てる“高設栽培”を取り入れ、赤く色づいたイチゴを手で摘み取っていました。
(生産者 吉原みさきさん)
「だるま夕日のように赤くて甘みと酸味がちょうどいいバランスになっているイチゴです。まだまだ、知名度が低い“だるま苺”だと思うので日本全国の人に食べていただけるよう頑張っていきたいと思います」
2024年夏の猛暑の影響で苗が枯れるなどしたため、これまでの収穫量は例年より少ないといいますが、寒さで糖度が増して生育が進む、これからが収穫の最盛期。「だるま苺」は量販店や道の駅で販売されるほか、大阪にも出荷されます。