漫画家のやなせたかしさんとその妻をモデルとしたドラマ「あんぱん」の放送を前に、ヒロインを演じる今田美桜(いまだみお)さんがインタビューに答えてくれました。高知での思い出や、演じる役との共通点などを語りました。

「あけましておめでとうございます」

高知ゆかりの漫画家やなせたかしさんとその妻をモデルとしたNHKの朝のドラマ「あんぱん」で妻・朝田のぶ役を演じる今田美桜さん。春の放送開始に向け撮影が進む東京でインタビューに答えてくれました。物語はおよそ半分が高知を舞台としていて、2024年9月、高知で撮影がスタートしました。今田さんはその時の思い出をこう振り返ります。

(今田美桜さん)
「いやもう最高でした、戻りたいです~(笑)。あの広大で青々した高知の自然さだったり高知の人の温かさだったり…あと食べ物も本当においしかったので。高知がクランクインでそのまま感じたものを東京に持って帰ってきて撮影できているので、すごくそれはありがたかったですし、今も活力の一つになっています。いまだにほんとにみんな(撮影チーム)で『あの時のカツオおいしかったよね』とか『あのときのお酒おいしかったね』とか話します」

撮影が進む中、今田さんはますます土佐弁にハマったようで…

(今田美桜さん)
「土佐弁、土佐ことばをしゃべるのがとても楽しくて…(土佐弁を)しゃべりたくてしゃべりたくてカメラが回っていない間もしゃべってみたり」

Q.特に好きな土佐弁はなんですか?

(今田美桜さん)
「『たまるか!!』は大好きですし、あとは…『どういて?(どうして?)』が好きです」

(今田美桜さん)
「(ヒロインの)のぶは男まさりな部分があるので、ちょっと男性に混じって色々やりたくてもやれない瞬間とかがやっぱり当時なのであったりするんですけど、それを素直に『どういて?(どうして?)』って言うんですけど、ぽんっと言えるのぶのキャラクター含め、その『どういて?(どうして?)』が大好きです。(のぶと)一緒に話してるじゃないですけど、そうやって思ってもらったらいいなと思います」

男勝りでパワフルなキャラクターで夫・柳井嵩(やない・たかし)を引っ張っていく「朝田のぶ」。そんなのぶの「ある性格」が今田さん自身と重なる部分があるといいます。

(今田美桜さん)
「“負けず嫌いさ”自分が納得するまでというか、納得したことを全力で取り組む方なんだなあと思って。そこはすごく私もわかるなあと思うので。私もこう、何か物事を色々理解して納得して進めたいタイプなので、そこの向き合う時間は必要だしそこはなんかこう(自分と)重なる部分はあるのかなと思ったり」

またのぶと今田さんにはこんな共通点も!

(今田美桜さん)
「のぶさん長女で私も長女なので、そういう『妹思いなのぶさん』がとても作品の中にあるんですけど、そういう共通する部分、わかるなって思う部分もあったり。少しずつ、撮影が重なるにつれて気持ちが分かる部分が出てきて、そこがとても楽しいです」

朝田のぶ役を通じて高知の豊かさ、そして高知が生んだやなせ夫妻の強さや優しさに触れることができたと話す今田さん。最後にからふるの視聴者に特別にメッセージを寄せてくれました!

(今田美桜さん)
「高知のすばらしさとやなせさん、のぶさんが生きてこられた半生を描いているので、今みんなで大事に大事に撮影しております。春から皆さんに元気を届けられるように今精いっぱい頑張っておりますので、ぜひ放送をお楽しみください」

「たまるか~!!」