サッカー高知ユナイテッドSCは、3シーズンに渡ってクラブトップチームの監督を務め、今シーズン、クラブを県勢初のJ3入会に導いた吉本岳史前監督の、J1アルビレックス新潟のコーチ就任を発表しました。
高知ユナイテッドSCの吉本岳史前監督は、高知県四万十市出身。2020年に高知のトップチームコーチに就任、2022年から監督として指揮をとりました。チームは今シーズン、JFLで2位。J3・JFL入れ替え戦でY.S.C.C.横浜を破り、クラブを高知県勢初のJリーグ入会に導きました。
12月22日、高知は吉本監督の退任を明らかにし、新監督に元日本代表DFの秋田豊氏を迎えることを発表していて、27日、吉本岳史前監督のコーチ就任を発表しました。
新潟は、今シーズン、JリーグYBCルヴァンカップで準優勝を果たしましたが、クラブを率いていた松橋力蔵前監督が今月退任。樹森大介新監督の就任を12月18日に発表していました。
◆吉本岳史前監督 アルビレックス新潟トップチームコーチ就任コメント(アルビレックス新潟公式サイトより)
「アルビレックス新潟に関わる皆様、2025シーズンよりコーチに就任いたします、吉本岳史です。はじめに、私に対してトップチームのコーチ就任のオファーをくださいました、アルビレックス新潟の関係者の皆様に、感謝を申し上げます。このたび、監督や選手を支え、スタッフが一体となり、よりアグレッシブなサッカーができるように力を尽くすことを覚悟し、クラブに加わることを決めました。サポーターの皆様が響かせる『アイシテルニイガタ』のチャントは、クラブに関わる方々にとって、とても大切なものだと感じておりますが、いつか『アイシテルヨシモト』と感じていただけるよう、私は全力でアルビレックス新潟を愛します。パッションと献身性を持ってチームの勝利に貢献できるよう、日々1%以上の成長を皆さんと共にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。」
◆吉本岳史前監督 高知ユナイテッドSC監督退任コメント(高知ユナイテッドSC公式サイトより)
「今シーズンでチームを退団します。この選択をするまで本当に悩み、非常に苦しい時間を過ごしました。共に想いをもって歩んできてくれた一人ひとりの顔が浮かばないわけがありません。ご納得いただけない方もいると思っています。それでも、いつか私の選択がこの大切な地元高知に何かを返すことができると信じて、この決断に至りました。これまで高知ユナイテッドSCで思いの炎を紡いでこられた選手、スタッフ、サポート企業、メディア、高知ユナイテッドSCに関わる全ての皆様。そしてどんな時もチーム、選手の背中を押し続けてくれた高知ユナイテッドSCサポーターの皆様。5年間本当にありがとうございました」
「思い返してみれば、コーチで2年、監督として3年。昨年の天皇杯の快挙、国体優勝、リーグ戦2位から悲願のJ3参入。高知ユナイテッドSCの歴史に1ページずつ刻むことができました。その喜びを忘れることはありません。最高の仲間に出逢い、素敵な方々に支えていただいた至福な月日でした。もっと成長し、もっと良い指導者になって、たくさんのサッカーファミリーに愛される人間力を身につけて、また皆様にお会いできることを楽しみにしています。これからも挑戦と共に生きていきます」